サファファティさんの撮った、「デリダ、異郷から D'ailleurs,Derrida」を甲南大学
で鑑賞。
映像はとてもおしゃれ。
インタビューに断続的に重ねられるアルジェの風景、車を運転するデリダにアラブの音楽と風景。フランスの思想家というより異郷の思想家としてのデリダ


デリダちゃんと読んでない人間の僕が面白かったのは、
「本を書いて、初めて人に見てもらうときはとても恥ずかしい。まるで裸で露出している人みたいに。猥褻だよ。目立とうとしてごめんなさい、とすぐに謝りたくなるんだ。」というような意味のことをしゃべっていたところと、
自分の家の屋根裏で、「ここに机をもちこんでずっと原稿を書いていたんだ。」と言っているデリダの周りがめちゃめちゃ汚かったこと、というなんとも野次馬的な興味で。


監督は非常に知的そうな女性でした。