タルド文献関連メモ

自殺報道を通じた自殺数の増加をめぐる「ウェルテル効果」を提唱したフィリップスの論文(1974)をようやくざっと読み、タルド×デュルケーム論争が引かれていたことをようやく知る。 www.jstor.org 最近出た新しい論文。 ヴェーバーによるタルドの批判的評価 …

模倣説からみた自殺論?もうすぐ刊行 www.amazon.com 著者ページ socialwork.wayne.edu

最近のタルド研究(チェックしたいもの)

タルドとジラールの比較。経済心理学から引いている。 2 Gabriel Tarde and Rebe GIrard : Imitation and the Foundations of Social Life Arpad Szakolczai and Bjørn Thomassen, 2019 From Anthropology to Social Theory books.google.co.jp César Braga-…

はてなブログへ移行に合わせて

再開してみようかと。

パリに来て一ヶ月、Centre d’histoire de Science Po.

1月の終わりにパリにきて、ほぼ一ヶ月がすぎました。 Scince Po.のCentre d'histoireにある、Le fonds de Gabriel Tardeの調査を続けています。 2月はじめに渡辺先生が来られ、フレデリック・ケックさんとお昼ご一緒させていただいたり、その帰り道にもう…

拙著書評−−竹村正人「労働は余暇のためにある」

友人の竹村正人くんが、拙著『ガブリエル・タルド』の書評をしてくれています。 もっと前に紹介させてもらおうと思っていながら、ずいぶん遅れてしまいました。 全文掲載の許可も頂いているので、最後にに掲載します。 竹村くんの生活の実感に根ざした、過分…

拙著書評−−斉藤悦則先生より

斉藤悦則先生から、拙著書評いただいています。経済学史学会年報に掲載予定とのことです。激励いただいています。がんばります。 以下の斉藤先生のHPで全文読むことができます。 http://www.kagomma.net/saito/travaux/tarde.html

もうすぐHP開設10年に

2003年、先端総合学術研究科のディジタル・デザインIという授業で稲葉光行先生にHP作成の技法をならって開設した自分のHP。今年で気がつけば10年になる。 10年目というのはよい区切りだと思うことにして、更新回数を増やしていきたい。そのディジタル・…

本年もよろしくお願いいたします。

昨年はほとんどブログを更新できませんでしたが、これから有効活用していきたいと思っています。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

所属変更

ご無沙汰しています。 この4月より、 所属が日本学術振興会特別研究員PDとなりました。 大阪府立大学人間社会学部に受け入れていただいています。これからが、おそらく一番勉強出来る時期。 ここ1年以上論文を書けていないので、生産性を上げていくべく研究…

※拙著宣伝用にこのエントリを当分冒頭においています。その他記事はこのエントリ以下をご覧ください。拙著 『ガブリエル・タルド――贈与とアソシアシオンの体制へ』 (洛北出版、2011年)、発売中です! http://www.rakuhoku-pub.jp/book/27132.html 労働の喜び…

第22回ときめき☆セミナー 機械状アニミズム:フェリックス・ガタリの思想と人類学

本日、この企画に参加します。村澤真保呂さん通訳、信友建志さんコメンテーター、杉村昌昭さん司会という予定となっています。ぜひ。 第22回ときめき☆セミナー 機械状アニミズム:フェリックス・ガタリの思想と人類学【パネリスト】 マウリツィオ・ラッツ…

原口剛・飯田七海・白波瀬達也・平川隆啓編『釜ヶ崎のススメ』洛北出版

洛北出版の竹中さんと原口さんから、新刊ご恵投頂きました。 原口剛・飯田七海・白波瀬達也・平川隆啓編,2011,『釜ヶ崎のススメ』洛北出版.『釜ヶ崎のススメ』:洛北出版書籍詳細ページ http://www.rakuhoku-pub.jp/book/27149.html 先行する仕事から20年…

 拙著合評会@立命大

明日、拙著の合評会を開催して頂きます。 ありがとうございます。 参加自由とのことです。 多少、開始時間がずれることがあるかもしれません。 ■公開合評会企画・5 『ガブリエル・タルド――贈与とアソシアシオンの体制へ』を読む 日時:2011年09月13日(火)…

橋本努さんによる拙著の書評が、『週刊東洋経済』誌に掲載されています、

『週刊東洋経済』誌上で、橋本努さんに拙著について書評していただきました。「余暇」についてのタルドの議論は重要だし面白いと思いながら書いていた部分で、評価していただきとてもありがたいです。「余暇」を論点に独自の経済社会学を築く 評者:橋本努(…

京都新聞に書評を掲載いただきました

今日の京都新聞朝刊の書評欄に、拙著の書評を掲載いただいています。 評者は村澤真保呂さんです。 内容についてご紹介いただいただけでなく、拙著の意義についても取り上げていただいています。 ありがとうございます。 著者によれば、「外部へのはけ口を求…

*[本]『ガブリエル・タルド』専用ページ

『ガブリエル・タルド――贈与とアソシアシオンの体制へ』、もうすぐみなさまに手にとっていただけるかたちになるのではないかと思います。 自分自身も楽しみにしています。洛北出版のウェブサイトに、専用のページを作成いただきました。かっこうよい仕上がり…

洛北出版より本がでます

昨年提出した博論をもとに、洛北出版より本がでます。『ガブリエル・タルド――贈与とアソシアシオンの体制へ』というタイトルです。 洛北出版の竹中さんがとても格好のよい書物にしてくださいました。見かけたらぜひお買い求めいただければ。 『ガブリエル・…

近況

ご無沙汰しています。 新年度になり、身分も変わりました(出身大学院である先端総合学術研究科の研究指導助手)。 仕事があるのはありがたいことです。同時に、震災、そして原発事故をうけて、あまりに知らないことが多すぎたと、少しづつ関連資料などを読ん…

1月16日,18−23日「甦るカンボジア――伝統織物の復興が、“暮らし”と“森”の再生に至るまで」@立命館大学国際平和ミュージアム

来週、「甦るカンボジア――伝統織物の復興が、“暮らし”と“森”の再生に至るまで」という写真展を国際平和ミュージアムにて開催します。 ■内藤順司氏写真展 「甦るカンボジア――伝統織物の復興が、“暮らし”と“森”の再生に至るまで」 ・写真展日時:2011年1月18日…

フレデリック・ケックさんに人類学の現在をきいた

金曜日にはフレデリック・ケックさんが立命に来られ、「レヴィ=ストロース以後の人類学」というテーマで報告された。 ブルーノ・ラトゥール、エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ、ポール・ラビノウ、そしてフィリップ・デスコーラを紹介しておられ…

Matei Candea氏編集でタルド英訳本が出るようです。

The Social After Gabriel Tardeの編者である Matei Candea氏のwebsiteで、下記告知がありました。 Candea M, (Ed.) Forthcoming. Gabriel Tarde: Sociology, Philosophy, Psychology, London: Routledge内容は下記のとおり、タルドの論文3本の英訳になるよ…

Le fonds Gabriel Tardeの目録が公開されています

気づくのが遅れたのですが、Science Po.のLe fonds Gabriel Tardeの目録が公開されています。 http://centre-histoire.sciences-po.fr/fichiers_pdf/archives/GT_version%20web_def.pdf

タルドについての論文集がドイツで刊行されています

Borch, Christian & Stäheli, Urs [eds.], 2009, Soziologie der Nachahmung und des Begehrens: Materialien zu Gabriel Tarde, Suhrkamp.ルーマンとタルドを比較する論文を書いたりしているChristian Borchと、Urs Stäheli (こちらはあまりまだ知らず、、…

Class(担当している授業)項目を作成しました

中倉のサイトに、授業の項目を作成しました。 いまは共同で授業を行っている北村健太郎さんのサイトにリンクしているだけですが、これから増補していければと思っています。受講生でご覧の方は、基本的に下記の北村さん作成サイトで告知を行っていきますので…

2008年Tarde/Durkheimカンファレンス本出ています

2008年3月に行われたTarde/Durkheimカンファレンスの本が刊行されていました(このあいだのデュルケーム/デュルケーム学派研究会のときに、三上剛史先生にお教えいただきました。ありがとうございました。)。 Candea, Matei ed., 2010, The Social after Gab…

博論提出とwebsite移転

バタバタしていてご報告が遅れましたが、この3月に博論を提出し、研究科を一旦退学となりました。これから審査されることになります。 ここ一年は立命館大学gCOE「生存学」創成拠点のポスドク研究員として勤務することになりました。 それにともない、これま…

いただきもの。フランコ・ベラルディ(ビフォ)著 櫻田和也訳『プレカリアートの詩――記号資本主義の精神病理学』,河出書房新社.

少し紹介が遅れてしまったのですが、訳者の櫻田さん、編集の阿部さんから頂きました。ありがとうございます。 ビフォの本のはじめての邦訳となります。http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309245010 目次 0 いくつもの分岐点 1 未来のはじまったとき 2 情…

ラトゥール&レピナイ『情念化された利益の科学――ガブリエル・タルドの経済人類学入門』の英訳

ラトゥール&レピナイ『情念化された利益の科学――ガブリエル・タルドの経済人類学入門』の英訳が、アマゾン.jpから届きました(最近はJPでもたくさん洋書扱っていますね)。Latour, Bruno & Vincent Antonin Lépinay, 2009, The science of Passionate Inter…

本年もよろしくお願いいたします。

気がついたらこのブログも立ち上げてから6年と少し立っているようです。 本年もよろしくお願いいたします。