ヴォルテール 植田祐次訳 2005『カンディード岩波文庫
学部のときルソー好きで、ヴォルテールには読んだこともないのにいい印象がなくて、去年パンテオンに行ったときも、なんでルソーの墓よりもヴォルテールの墓がすげーんだと不満に思ってた。
その思いは変わらないけど、ま、ルソーの仕事とはまた違った意味で、ヴォルテールも、今読んでも普通に面白いことは認めましょう。それは、新しい視点を与えてくれるとか、考える基盤をもたらすといった意味ではない、ということ。でも、とても好き。