パビリオン・パスツールとデカルトの住まい

今週は大分落ち着いて、当初の予定通り午前中はScience Poでタルド資料を読み、午後は語学学校に通う。水曜にはアラン・バディウが一月に一回行っている(らしい)授業というか講演があり行ってみる(プラトンをラディカルなコミュニストとして読むもの。最後のほうで『共産党宣言』を読み上げたり新刊の宣伝したり、なんというか、やたら元気だった。しかし、より印象的だったのは入り口で配られていた労働者の家が警官によって強襲されたというビラ)。

エコールノルマルの教室には人の名前が付されているところがいくつかあって(シモーヌ・ヴェイユ、レイモン・アロン、ジュール・フェリー、ポール・ラピなど)、哲学科はパビリオン・パスツールと呼ばれていている建物に入っている。名の由来はパスツールの実験室だったからだそうだ(写真は、パスツールがここでなした業績の説明)。またこのパビリオン・パスツールには、フッサールのアルシーヴがある。

そしてパビリオン・パスツールあるところから少し細い道を歩いて数分すると、デカルトが滞在していたとされているところがある。付近は学生も多くにぎやかなのだが、ここは例外的に静かな場所。