某大学院では、制度改革が進んでいる。これでは殺人というよりジェノサイドだ。
ははは。ふざけるな、といっても仕方ないらしい。
対費用効果に見合ってないところに金は出せないらしい。
それでも大学院生は入ってくると見越しているのだろうか。
自分の進路を考えた方がいい、か。
と問題を個人化するのもいやだ。
かといって業界全体の再編となれば、協力したいけれども自分だけではどうしようもない。
院生の側からは、ジェノサイドを殺人にさせることを要求するくらい、しかできないのだろうか?
入院→自殺、はある程度覚悟してたんだけどな。


日本学生支援機構奨学金の免除規定が改定されたことは、
id:dice-x:20041202でもふれられておりますが、
免除になる人を、院生の修了時に大学側で決定するようになったらしい。
これも、いやだ。


研究職に就くために大学院進学することについて、以下。


はてなダイアリー 試行錯誤
http://d.hatena.ne.jp/dice-x/

これから人文系大学院に進む人のために
http://www5a.biglobe.ne.jp/~teorema/index.html

はてなダイアリー インタラクティヴ読書ノート別館の別館
http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20041129


以下引用

■ 大学院進学を考えている君たちに

まあもちろん分野によって事情は違うので、ここでは人文社会系の研究者志望の方を念頭において、さるお方のとてもとてもありがたい箴言をご紹介します。

「東大で大学院に入るのは自殺行為、それ以外の大学で大学院に入れるのは殺人。」

(c)飯田泰之

無責任な大学院重点化を即刻止めないと、文字どおり「死者」が出ても不思議でない。
今後、どれくらい教員数が必要となるか、それに対して、教員予備軍(大学院生・OD)が今どれくらいいるか、の試算値だけでも示したほうがいい。
資格取得重視、専門職大学院、産学協同などの動向をみるに、大学の高等専門学校化、実学志向はますます進むだろう。
教員にも、実務家・企業人など「現場」からの転身組・兼職組が、ますます登用されるようになるだろう。
博士課程まで出て、研究プロパーで大学教員へと進む道は(特に文系の場合)その点でもますます狭くなる。
文科省が何を考えているのかは知らんが(文科省のせいばかりでもないが)、このまま無為無策でいくと「死者」が出る。
まちがいない。
(東大以外の)大学院担当教員のみなさん、院試の面接の際には、まず「一生何もしなくても食っていけるくらいお家がお金持ちか」を訊き、次に「食い扶持が十分稼げるサイドビジネスを持っているか」を訊き、そのいずれでもない人には、ちゃんと「死ぬ覚悟があるか」と訊きましょう。
それを訊かないと殺人です。
訊いたとしても自殺幇助ですが。
東大大学院の場合は、訊かなくてもいいですが、やはり自殺幇助です。