タルドについての論文集がドイツで刊行されています

本

Borch, Christian & Stäheli, Urs [eds.], 2009, Soziologie der Nachahmung und des Begehrens: Materialien zu Gabriel Tarde, Suhrkamp.

ルーマンとタルドを比較する論文を書いたりしているChristian Borchと、Urs Stäheli (こちらはあまりまだ知らず、、、)を編者として、タルドについての論文集がドイツで刊行されています。
ブリュノ・ラトゥールの「ガブリエル・タルドと社会的なものの終わり」やエリック・アリエズの「ガブリエル・タルドにおける差異と反復」を始めとして、これまで知られてきたタルドに関する論文のドイツ語訳が掲載されているのとともに、今回が初出である下記のような論文が掲載されています。

Merz-Benz, Peter-Ulrich, "Die 》Formel《 der Geschichte: Ferdinand Tönnies, Gabriel Tarde und die Frage einer Geometrie des sozialen Lebens"(180-225pp.)

Keller, Felix "Das endgü soziale Rom: Tarde, Saussure und darü hinaus" (226-254pp.)

Stäheli, Urs, "Übersteigrette Nachamung: Tardes Massentheorie" (397-414pp.)


あとは、Distinktionの2004年9号のタルド特集の論文翻訳です。
こういうタルドのリーダーを日本でも出したいですね！