友人の翻訳本がでました。『ベーシック・インカムの哲学』

同期の友人がずっとかかわってきた翻訳がついに出ました。
パリースのこの著作(原著はサーフィンしている人が表紙で、ロールズへの皮肉でもありました。邦訳は学術書らしい、シンプルで立派な装丁です)
ベーシック・インカムを考える上で基本書であり、必読書であることは言うまでもありません。
ですが、友人が翻訳作業を通じてパリースの考えを自分の力にしていったことがよくわかる
とても充実した解説も、ぜひ読んでみてもらえればと思います。

個人的には謝辞が涙なしには読めません。

Van Parijs, Philippe 1995 Real Freedom for All-What (if Anything) Can Justify Capitalism? Oxford University Press=後藤 玲子・齊藤 拓 訳 20090610 『ベーシック・インカムの哲学――すべての人にリアルな自由を』,勁草書房,494p. ISBN-10: 4326101830 ISBN-13: 978-4326101832 \6000

http://www.amazon.co.jp/dp/4326101830
http://www.arsvi.com/b1990/9500vp2.htm