日仏社会学会年報に論文掲載されました

昨年10月に日仏社会学会のシンポジウムで報告させていただいた内容に増補したものを、論文として掲載していただきました。
タルドが政治経済学を不十分な「統治術」としてみなしつつ、明らかに対抗するものとして社会学を構想していたということを、デュルケムとの論争との関連で見ていこうとしたものです。欲張りすぎ、走っている感もありますが、これを書こうともがいている中で、少し光が見えたような気がしています。良い機会を与えていただいたと思っています。

タルドとデュルケムにおける分業と協同――政治経済学に抗する社会学」『日仏社会学会年報』 18、2008年12月、pp.35-53