いただきました:タルド『社会法則/モナド論と社会学』

タルド『社会法則/モナド論と社会学』、発行日に贈っていただきました。
訳者の村澤さん、信友さん、そして河出書房新社の編集さま、ありがとうございます。
一気に読みました。もちろん読みやすく訳されておられます。
この新訳の意義については、すでに書きました。
[本]タルド『社会法則』新訳&「モナド論と社会学」初訳


タルドは当然のこと面白いわけですが、村澤さんの訳者解説も勉強になります。
所有の哲学や窓のあるモナド論など、ともすればタルドの思考の強度についていけなくなるなんてことも一人でタルドを読んでいてよくあるわけですが(「良識! そんなものは捨ててしまおう」というわけにはなかなかいかず)、村澤さんの解説はしっかりと伴走しておられます。


僕も博論でタルドが考えていたことの一端をつかみたく、騒々しい社会という海の底に潜っていこうと思います。「ひどく波の騒ぐ海の底へと潜水器で潜っていくのはたやすいことではない」わけですが、、、