廣瀬純『闘争の最小回路――南米の政治空間に学ぶ変革のレッスン』(人文書院
四六版並製、248頁、1890円、好評発売中
http://www.jimbunshoin.co.jp/mybooks/ISBN4-409-24076-5.htm

面白いのはチャベスだけじゃない!
運動≠政権
反米左派政権の枠組みからも溢れ出す脱領土的欲望、
ラテンアメリカ社会運動の最前線

ブラジル、ベネスエラ、ボリビアなど近年、各国で左派政権が誕生し、新自由主義
より壊滅した後の国家・経済再生とともに、オルターナティヴな世界の構築を目指す
ラテンアメリカ。世界から注目されるこの地域においては、しかしいまこの瞬間にも、
左派政権とも距離を置く、多様で起伏に満ちた社会運動が行われ、日本では想像もつ
かないほど豊穣な政治空間が開かれている。いまだ知られざる、その政治空間と社会
運動のダイナミズムを魅力的に伝え、ひとりひとりの内ある「政治」を可能にするパ
ワー、行為と力のクリスタル=闘争の最小回路に呼びかけること、これが本書の唯一
の目的である。

●刊行記念トークセッション
ラテンアメリカ、反米と運動の最前線」
市田良彦(神戸大)×廣瀬純龍谷大)×王寺賢太(京大人文研)
・日時 2006年12月3日(日曜)、午後5時より
・場所 喫茶店ほんやら洞2F
 (京都市上京区今出川通寺町西入る、最寄駅は地下鉄烏丸線今出川駅・京阪出
町柳
駅)
・入場無料(1ドリンクのご注文をお願いします)