アラン・コルバン『人喰いの村』第3章の発表。
推理小説みたい」と評されたりもするこの著作のなかでも、
コルバンは実証的な歴史学者の仕事をちゃんと押さえている。
例えば、村の定期市に官憲が立ち会った数が1万数千回とか、、、
こういう数字に直面すると、エイトフィンガータッピングを見せられたときの衝撃を受ける、というか、さらりと一行書いてあって、そこに
どれだけの時間がかかっているかを思うとぐっとくる。
ちゃんと調べてる人はえらい。
そのえらさがわかるように使ってるコルバンもえらい。