2005-06-28 ■ 雑記 アラン・コルバン『人喰いの村』第3章の発表。 「推理小説みたい」と評されたりもするこの著作のなかでも、 コルバンは実証的な歴史学者の仕事をちゃんと押さえている。 例えば、村の定期市に官憲が立ち会った数が1万数千回とか、、、 こういう数字に直面すると、エイトフィンガータッピングを見せられたときの衝撃を受ける、というか、さらりと一行書いてあって、そこに どれだけの時間がかかっているかを思うとぐっとくる。 ちゃんと調べてる人はえらい。 そのえらさがわかるように使ってるコルバンもえらい。