フーコー『言葉と物』読書会。
第二章。
僕はRPG的に読み解こうとしているから話がかみ合わなかった。
物は物との間で記号関係にあり、言葉はそこからずれながらも重なっている。
記号学は言葉と物の関係を、物と物の記号関係に近づけようとし、
解釈学は言葉と言葉の関係で、物と物の関係を説明しようとする。
錬金術は、物の文法を理解し駆使しようという努力、
魔術は、自らのラングを神のランガージュに近づけ再現する努力。

近代的思考からみて奇異に見える分類は、このように言葉と物が、「全体的には」ずれつつも重なり合いながら、個別的には往来しうるものとして在ったためだ。
世界は神によって書かれ創造されたものであり、それらは互いに―ひまわりの花が太陽を向くように―参照しあう、ひとつの書物となる。