rakukana2004-08-22

フーコーを読む会2。
今回は3、4回講義。
ここでもフーコーは格好いい。
怪物、矯正すべきもの、自慰するものという3つの概念から、
それだけではわからない「異常者」の内実を描き出す。
例外と日常、自然と家庭と身体の円環。
矯正すべきもののなかに怪物の影を見て、自慰するものを監視する。
その主体は国家、だけではない、はず。
DNAの<異常>による怪物、出生前診断で判定された矯正すべき、矯正不可能なもの、
日常の環境ホルモン


第4回講義怪物について。
怪物は社会契約を破棄するもの。
社会契約とは自分の欲望の実現だけを目指すのではなく、他者との折り合いをつけて生活
をいとなむこと。
ならば、王は常に自らの欲望を犯罪的に押し通す、恒常的な怪物だ。
犯罪者は、瞬間的に契約を破棄する怪物だ。
うーむ、格好いい。
19世紀には社会契約説が批判されていきながら犯罪学やら社会学が形成されていっている
こととの関係はどうか、なんて別に問わなくてもいいかもしれない。




山本かなお(月下美人Vo.& Gt.)ソロライブ。のち味味香で天ぷらカレーうどん
彼女の歌には、直接頭蓋の中に響いてくる快さがあって、よい。


はてなダイヤりーには、「murmur」という単語を含んだタイトルの日記がいくつかある。
半分はREM好きと見たッ。