ジャン・ジャック=ルソー『村の占い師』

やたらルソーが好きだった学部時代に買ったCDを聞きなおす。
ルソーは当初、新たな記譜法を考案するなど、音楽家として知られていた。百科全書派と分かれた後は、楽譜を写して生計を立てていた。というとそれなりにかっこいいんだけど、告白やJ.ゲーノの伝記を読むと、まだ曲のつくり方もしらないのに音楽の先生をしてみたり、演奏会を開いて失笑を買ったり、なかなか面白い。『村の占い師』は、当時大ヒットしたルソーの代表作。
童謡「むすんでひらいて」はルソー作曲といわれていて、実際本当かどうかはよくわからない。でも、『村の占い師』には「むすんでひらいて」ととてもよく似たメロディの部分があるのは確か。