こけ

最近ぼんやり中。イノセンスを観た。押井守監督。
観た人が言っていたとおり、確かにハラウェイが出てた。筋は甲殻機動隊としてはあまり珍しいものではない、というか以前の話のコラージュのようにもみえる。押井守が話の筋を映画の中心に考えていないのは明白。
その筋を断ち切りながら挿入される警句や聖書からの
引用。意図されるのは人形と人間の間の差異を混ぜ返すこと。
混ぜ返してみて、どうなる?
しかもラストはなんであんな形にしたんだろう?
自分への皮肉?うーむ。
しかし、映像の情報量の多さ、リアルさには圧迫されてしまった。「ゴースト」をもった人間こそがかなりデフォルメされて見えるのは、なぜだろう。